シャンパーニュ

所要時間: 3

 バーやクラブなどの華やかな席では欠かせないシャンパン。シャンペンとかシャンパーニュとも呼ばれたりしますが、正式にはシャンパーニュと呼びます。フランスはシャンパーニュ地方で作られた発泡性ワインだけをそう呼ぶのが本当で、それ以外はスパークリングワインやクレマンと呼んだほうがいいでしょう。
 
 さてそのシャンパーニュ。モエやヴーヴ・クリコをはじめ、非常に多くのブランドが見受けられます(大手から小規模の生産者まで含めると、シャンパーニュ全域で5000あるともいわれています)。こういった大手のものは、生産量の多さ(モエは毎年1億本発売されるといわれています)から買い求めやすく、多くのお店で取り扱いがあるのが特徴です。またその品質も多くの畑から収穫されたブドウをブレンドすることで安定性があり、常にそのブランドの色が感じられるのもまた特徴です。逆に小規模な生産者ですと、多少安定性には欠けるものの、生産者の色や作られた畑、収穫年の特色などを楽しむことができ、それぞれにそれぞれの良さがあります。
 
 シャンパーニュはブドウの収穫から発売まで、実は最低でも3〜4年かかります。有名なドン・ペリニヨンで7年、ものによっては10年以上後にやっと発売されるものまであります。その間どこに保存(熟成といいます)されているかというと、多くは本社地下にあるカーヴと呼ばれるところで保存されています。発売される数以上のボトルが保存されるため、非常に長い距離の地下室でその景観は圧巻そのものです。
 
 多くのシャンパーニュには年号(ヴィンテージ)が表示されていませんが、ドンペリやクリュグ、サロンなど一部のものには表示されていたりします。これは、各生産者が年号を表示するに値すると判断した時にだけ表記されます。例えば、素晴らしい年や何かしらの特徴ある年など。生産者が何を訴えたかったのかを考えるとまた楽しいですね。
 
 シャンパーニュ、決して安い飲み物ではありませんが、生産者の努力やブドウ畑、カーヴの様子、そしてその年のことなどを想像しながらグラスを眺めて口に運ぶとまたより楽しく飲めるのではないでしょうか?

クリュグのカーヴ(熟成庫)



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