全頭ラバーマスク/フードの種類と入手

所要時間: 36
ラバーマスクの例 ラバーマスクは、ラバーキャットスーツと同じく奥が深く、様々な種類があります。

 顔を覆う・隠すというと簡単ですが、素顔ではない別の個性を演出できたり、一見だけでは判別できない匿名性が得られたりもします。またヴェネチアンマスクのようにマスクをすることがメイクをしているのと等しいとも考えられ、男性だけでなく女性もマスクをする方が徐々に増えてきています。そんなラバーマスクについてまとめてみました。
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beGLOSSラバーケア用品各種の使用法と使用感


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所要時間: 12
beGLOSS logo 2015年半ばに登場し、2016年から日本導入が始まった新しいラバーケア用品ブランドbeGLOSSの各種用品を入手し実際に使用した上での。その使用法と使用感についてまとめてみました。(beGLOSSのブログ記事はこちら
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ラバーウェアの着用時の注意と光沢を出す方法

所要時間: 15
 決して安くはないラバーウェアを少しでも長く楽しむために、ラバーの着用方法やお手入れ(ケア)方法、そして保管方法について2回にわけてお届けします。

 第1回目はラバーウェアの着用方法とその注意点、そして着用時のお手入れ(ケア)方法についてご紹介します。
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ラバーキャットスーツ(ラバースーツ)の選び方と入手

所要時間: 36
ラバーキャットスーツの例 ラバーキャットスーツ(ラバースーツ)・・・

 ラバーウェアの中でも最もベーシックなものの一つですし、着こなしが色々とでき、また同時に最もスタイリッシュ、勿論それだけで終わらないのが、ラバーキャットスーツだったりします。そのラバーキャットスーツ(以後、単にキャットスーツと記述します)について、まとめました。
 
 まずどういった違いがあるのか。そのオプションを簡単に挙げていきますと、
1.ラバー生地
2.サイズ
3.脱着用ジッパー(ファスナー)の位置
4.クロッチジッパー(ファスナー)の有無
5.フラップの有無
6.ソックス、グローブの有無
7.マスクの有無
8.バスト周りの構造
9.他のオプション
となります。
 
 これらを組み合わせて行くと、それこそ無限大のバリエーションが考えられ、どういうのを選べば良いのかわからなくなりますよね。そんなところに触れていきたいと思います。
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色移りしやすいラバー

所要時間: 5
West Ward Bound 以前に扱ったラバーのケアのシリーズでは、基本的に強い色である黒や赤といったものを中心にしていましたが、最近多く見られるようになったトランスペアレント(透明)ラバーやホワイト、ピンク、イエローなどといった「弱い色のラバー」の取り扱いについて、簡単にまとめていきます。
 
 弱い色のラバーとは、
 
 ・黒、濃い赤を除いた、明るい色のラバー
 ・トランスペアレント(透明)系のラバー
 ・メタリック系のラバー
 
と大別できますが、こちらのカラーチャートで例を挙げると、S10 Black、S30 Red、S70 Olive Green、S111 Royal Blue、S20 Plum、S131 Chocolate、S110 Mid Blueあたり以外は、全て弱い色と考えてほぼ差し支えありません。

 次に絶対に避けなければいけないことは、通常のラバーの扱いに加え、
 
  1. 金属との接触を避ける
    接触時間にもよりますが、変色がおこります(特に銅がマズイのですが、他の金属でも共通と考えてください。水と金属が一緒に接触していると、短い時間でも変色がおこる可能性があります)
  2. 強い色のラバーと一緒に保管しない
    接触時間にもよりますが、色移りをすることがあります
  3. 紫外線、酸素(オゾン)を避ける
    これは共通項目となりますが、くすんだ色合いになったり、色褪せ、場合によっては黄ばみをおこしたりします(これを避けるトリートメントFade Stopが登場しましたが、まだ未経験のためあげておきます)
  4. 高温を避ける
    タバコの火種や暖房の吹き出し口など、通常考えられる温度よりも高温に晒されると変色をおこします
 
West Ward Bound1について
ラバーウェアにほぼ付いているジッパーが金属製であることがあります。その場合、ジッパーの裏にフラップ(当て布のようなもの)が付いているものと付いていないものがあるため、注意が必要です。フラップが付いている場合、常に接触している部分ですので変色などをしてもしょうがないと考えてください。またジッパーの裏にあたるため、目立ちにくいという効果も。フラップがない場合は、保管時にジッパーが他の部分に接触しないようにする必要があります。ラップやビニール、紙などで、ジッパーの部分を覆うのが良いでしょう。
ジッパーだけでなく、スナップボタンの場合でも同じようにボタン部分を覆うことで他の生地部分との接触を避けることができますが、ジッパーと違いこのスナップボタンはラバー生地に直接取り付けられているため、その取り付け箇所の周りから時間と共に変色が徐々に起こります。ケースにもよりますが、およそ数ヶ月〜1年ほどでその変色が目に止まるようになります。
 
2について
アイテムごとにビニール袋に入れ保管することで避けることが出来ますが、コーディネート時に強い色のラバーと一緒に着用することで、色移りする場合があります。短時間で色移りするということは稀にしかありませんが、色移りするまでの時間をより長くするという解決策しか今のところありません。ですので、同系統の色合いのものでコーディネートを行うか、ある程度の色移りがおこる可能性を承知の上で着用するかの選択を迫られることになりますが、同系統のものですとかなり色移りしにくい傾向があるので、コーディネートの場合はそちらをお勧めします。
 
3について
2と同じく、保管時にアイテムごとにビニール袋に入れ、空気を出来る限り抜き暗所に保管することで避けることが可能です。さらにビニール袋が黒であれば、更に理想的です。
 
4について
冬季の暖房、特にストーブの直近、タバコの火種やロウソクの火との接触を避けてください。PVCや通常の服でも同じことがおきかねないので、特段の注意は必要ないかと思われますが・・・
 
 ここまで簡単に避ける方法をあげてきましたが、1以外は高級なブランドファッションと同じく、大事に保管してあげることで多くが避けられますので、若干の面倒臭さがありますが、決して安価ではないH&Mやユニクロなどと違うファッションとして考えて取り扱いをしてください。
 
ここで取り上げた写真のブランド
Westward Bound
 

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ラバーファッションの未来

所要時間: 4
Glyde-TEX logo
SilkyLatex1  昨年10月にこちらを書いてからまだ3ヶ月しか経っていませんが、大きな動きが様々ありました。これまではこちらでも触れたように、
紫外線や酸素との接触により、変質することがある
またこちらで触れているように、着用時にもいくつかの制約がありました。
 
 ところが、この制約が遅くとも数年以内に完全に解消されるかもしれません。少なくとも、現時点でも解消することが可能になっていますが、まだほんの一部に限られ、全体へ広がる大きな動きにはなっていないからです。
 
 ほぼ毎日更新している情報の中にある、Demaskが発表したSilky Latex、Kim Westが発表したGlyde-TEX(旧名Glyde-On Latex)は、着用時にドレッシングエイドやタルカムパウダーが必要ない独自に加工されたラバー生地で、Silky Latexのページにある動画をみていただくとわかると思いますが、非常にスムーズに着用が可能となっています。

Fade Stop Logo  また、同じくKim Westが発表したFade Stopは、生地そのものに加工がされているものではなく、トリートメント剤として発売されるもので、これをつけることで酸素(オゾン)や紫外線による劣化・色褪せを予防することが可能とされています。

Jac Langheim  Silky LatexにしろGlyde-TEXにしろ、着脱の容易さだけでなく、これまでは着用時の表面摩擦による抵抗感の高さから他の素材との重ね着が難しかった点が克服。さらにGlyde-TEXではアナウンスされていませんが、Silky Latexではラテックスアレルギーの方も着用が可能とアナウンスされていることを考えると、フェティッシュファッション以外では一部のハイファッションにのみ見られたラバーが、Jac Langheim S/S 2011 Collectionなどにみられるように、より広範に用いられる可能性が高まったとみて間違いないでしょう。
 同時に劣化・色褪せといったラバーに特有の大きな問題も克服されつつある現状も合わせて考えると、必ずや近い将来に普及に大きく前進するとみて間違いありません。もちろん、ラバー生地そのものが劣化・色褪せを予防するようになれば、それがベストであることには変わりありませんが・・・。
 
 10年前、精緻なプリントがなされたラバーファッションが登場すると誰が考えたでしょう。ラテックスアレルギーでも着用可能なラバーが登場すると誰が想像したでしょう。数年後、いや1年後、どのように変わっているのか?期待を持って見守りたいと思います。
 

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ラバーの生地

所要時間: 3

 どうしてもラバーの生地というと黒とか赤などの不透明でベーシックな色を想像しますが、これのみならず透明スモークや透明ブルーなどの透明系、ビビッドなバブルガムピンクなどの明るい色もでてきていて、様々な組み合わせが考えられるようになりました。
 そんなことから絞り染めなどの一部の特殊な染め加工がなされた布以外のものは、ほぼラバーでも実現できるようになってきたようです。
 勿論、これまでもAtsuko Kudoに見られるようなラバー生地の上にラバーで模様をプリントするというのはありましたが、グラデーションを伴った生地というものは全く見られませんでした。

 ところが。

 ドイツのデザインハウスBodyCultが絞り染めのような模様が入った生地を使ったコレクション(上写真左)を発表していて、目から鱗が落ちました。単色を組み合わせてというだけでなく、生地そのものにこのようなグラデーションが可能になったことで、よりデザイン的に幅が広がったように思います。

 これだけかと思ったら、さらにこれまでの常識を覆す生地がありました。  ラバー生地というと、表面がツルッとした凹凸がないものばかりでしたが、こちらにあるように凹凸+染めの生地も登場してきました。 (下写真)
 上写真右は、その凹凸のある生地を使ったロシアのRubearが発表した”Frog Queen”。(カエルは爬虫類ではありませんが)うまく特徴を捉えています。



 これらの生地を使ったコレクションは二つのデザインハウスが発表したものですのでまだまだ他のデザイナーには広まってはいませんが、これから様々なデザインのものが多く発表されると期待してたりします。

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ラバーの取り扱い

所要時間: 3
 ラバーってケアが大変なんてよく言われますが、それほど大変ではなないんですよね、本当は。
 
 ラバーの性質を考えてみます。
 
1.空気、水の透過性がない
2.天然由来のもののため、手入れをしないとカビが生えたり、腐ることがある
3.紫外線や酸素との接触により、変質することがある
4.油分が苦手
5.一部の金属との接触で溶けたり、変質・変色することがある
6.透明や白、黄色といった色の薄い生地は色移りや変色しやすい 
など

 そこで気を付けるべきところは
 
1.吸湿性というか透過性がないんで、通常の洗濯ができない
2.ラバーと一緒にしてはいけないものがある
3.紫外線と酸素になるべく触れさせない
 
くらいです。これに気を使えば、気に入ったものをより長く楽しむことが出来ます。
 
 綿やナイロンとかでも洗濯時に気をつけないといけないこともありますし、色物柄物と洗濯すると色移りしたりもしますから、それと同じです。
 
 実際洗うときはどうするのかというと、簡単に挙げますと、
 
1.お風呂に入るときに、ボディーシャンプーで洗う
2.オイル類はダメ。色の薄いラバーと10円玉などの色の濃い金属と一緒にしない
3.保管時は酸素と日光に当たらないようにビニール袋とかに入れ、暗いところへ

 
 これだけです。ありすぎですかね。
 

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