海外へのオーダー 前編

所要時間: 4
 かつて四谷や渋谷にあったフェティッシュファッションブティック、AZZLOやルナティック・ワンが無くなって、日本でラバーものを買おうと思うと池袋kurage等あたりでしかまともに買えなくなって久しいんですが、となると海外にオーダーするってことになります。

 となると、すぐに英語という壁が出て来たり、他にも細々とした問題なり気になる点がでてきたり。というわけで、2回かに分けて海外オーダー時にしっておきたいことなどを記していきます。

まずは事前段階から。

1.いきなりは注文しない

 あちこちのショップやブランドを見ているとすぐに欲しい!なんてこともあるかと思いますが、慣れてないうちはサイトに有る注意書きなどに一通り目を通して、不明な点などは遠慮なく問合せすることをオススメします。
 →そもそも輸入ができないものがあります。
 →関税がかかるものがあったりします。
 →価格に税が含まれていることがあります。VATなどと表記されますが、EU内のショップですとEU外へ出荷するときは、税がかからないことが殆どです。勿論、価格が変わらないショップもありますので注意が必要です。
 →送料がいくらになるかわからないことが殆どです。注文予定の品を列記して、送料を予め聞くのがよいでしょう。
 →注文後発送まで、数週間かかることが殆ど。急ぎの時は、別途その旨聞くこともアリです。
 →国によって、サイズ表記が異なります。同じXSであっても、大きいXSもあれば小さいXSもあります。
 →決済がカード非対応のことがあります。今ではまず見られませんが、たまに銀行送金しかできない店もあったりしますし、カード対応でもセキュリティがマズいところもあったりしますんでこちらも注意が必要です。

2.英語でたじろがない

 これが重要かもしれないです。英和翻訳サービスで、およその内容は理解できるかと思いますが、それでも特殊な表現とかが使われているとわかりにくいので、辞書片手に調べつつ、商品説明や注意書きを読みましょう。
 問い合わせ時はなるべく人の手で書いた方がより良いです。海外から個人輸入したことある人に尋ねてもいいでしょうし、Googleなどで例文を探すのも一つの手です。

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2015/08/10 再構成

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海外へオーダーする前に

所要時間: 5
 海外へオーダーする前に、知っておくべきことがこちらになります。購入後にトラブルにならないためにも是非頭の片隅にでも入れておいてください。

1.禁輸品

 基本的に、事前に指定しない限り発送は航空便となります。その結果として輸入できないものがあります。一例としては、ラバーウェアをツヤツヤテカテカにするためのシリコンスプレーがまさにそれにあたります。
 確認したところ、殆どの海外のお店でシリコンスプレーについては、UK ONLYなどと表記されており、まず間違えて注文したとしてもキャンセル扱いになるようですが・・・
 また無改造のガスマスクや、処分扱いをされていないガスマスクも基本的に禁輸扱いとなっており、日本到着時に税関から使用用途などを尋ねられることがあります。例のオウム事件以降、軍からの放出品として、なんらかの処理がされていないものは、まさにこれに当てはまります。通常軍からの放出時は、どこかに切れ込みを入れたりしたものを目立たぬ形で補修されたものが入ってきていますから、それが分かる形であれば、まず税関からは聞かれないはずですが・・・。

2.関税

 ブーツなど靴の類を輸入する際は、配達時に関税を請求される場合があります。これはinvoiceにbootsやshoesと書かれている時に限り請求されるようです。
 関税率については、webサイトなどで確認してください。
 また、輸入金額が大きい場合、ラバー衣料品であっても請求されることがあるようですが、これについては経験がないため、詳しくは税関まで問合せされることをオススメします。

3.配達に要する日数

 現地発送後、配達されるまでの日数についてですが、発送国によりかなり異なります。通常EMSで発送されるため、 こちら から状況を調べることができますが、これとて万能ではなくおよその日数すらも分かりません。
 通常のEMSで発送された場合、航空便となるのですが、貨物に空きが出来次第順次空港から出発することになり、荷物が多い時期や先日の火山灰による空港閉鎖などがあるとプライオリティの問題からかなり遅れます。何の問題も無いときは、ドイツからではおよそ発送後10日〜2週間、イギリスからでは発送後8日〜10日間で配達されます。ですので在庫があるものでも、最短で2週間程度みておかないと、欲しい日までにとどかない事になります。
 配送事故についてですが、何度となく輸入していますが、一度しか経験したことがありませんので、余り心配しなくても大丈夫かと思われます。

4.サイズ

靴/ブーツの場合
デザイン上、先が尖っているものはワンサイズ上のものを買うようにしましょう。
またサイズ表記はこちらのページなどを参考にすると良いかもしれません。

コスチュームの場合
メーカーやショップによりかなりことなることがあります。イギリスのサイズ表記(UK 8やUK 10という表記)ですと、およそどのお店でも似たようなサイズなのですが、XS/S/M/Lなどの表記についてはかなり注意が必要です。
これまでの経験上、日本人は欧米人に比べ下半身が合わないことが多いようです。ですので、上半身だけで判断すると下半身が大きすぎるなんてこともありえますので、遠慮なく各サイズを計った上で問い合せることをオススメします。
フルオーダーが勿論最高ですが、そうでなくても真面目に答えてくれるはずです。

2015/08/10 再構成

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SinnersSkin: Coming Soon?

所要時間: 2
 英国を本拠にするラバーファッションデザイナーSinnersSkinがオフィシャルサイトを準備しているようだ。というのは既にショップページが用意されており商品も登録されているのだが、トップではComing Soonとなっており、まだ正式なオープンがされていない状態だからだ。
(さらに…)

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デザインの模倣

所要時間: 4
 デザインの模倣というと様々な分野で枚挙に暇がないほどありますが、最近ではラバーのデザインも模倣の対象となっていて、欧州のフェティッシュファッション系デザイナーがTwitterなどで現状への不満をよくこぼしています。
 
 確かに見た目はそっくりなものが、オークションサイトはじめショップでもチラホラみかけられ、圧倒的に安い価格で売られていることが殆どのようです。
 価格面でいけばデザイナーブランドと比べて半額以下と段違いに安いこともあり、手を伸ばしてしまいそうになるのですが、正直なところオススメできません。
 生地、縫製(ラバーの場合は貼り付けになりますが)、ジッパー、何れをとっても一部を除き褒められるようなものではないからです。
 
 例えばラバー生地ですと、Radical Rubber社や4D Rubber社がファッション用ラバー生地の供給元として有名ですが、多くの場合これらの会社のものを使っていません。使用されている生地には、その生地厚にムラがあったり、ヨレがあったりするものまであります。また生地そのものに何らかの添加物が混入されているためか、前述の生地に比べ明らかに劣化が早いものまであります。
 
 次に貼り付けですが、その貼り付けが甘かったりするのは勿論のこと、ゴム糊が関係ないところに張り付いていたりすることもあります。
 
 最後にジッパー。これがかなり大きな問題で、ジッパーの金具(閉めたり開けたりする部分)に耐久性がなかったり品質が粗悪なために、ジッパーそのものが壊れてしまい用をなさなくなったりすることさえあります。
 
 そういう安いのを買ってしまうと、悪貨は良貨を駆逐すると言われるように本家本元が窮地に立たされ、いずれ消え去ってしまうであろうという可能性を考えると、安い模倣品ではなく高くても本家本元で買ってあげるべきだと考えます。
 一度や二度着るだけで破れても構わない、多少の不便があっても安いほうがいい、というのでしたらオススメできますが、もし少しでも疑問に思うところがあれば、倍またはそれ以上だしても欧州製の名のあるメーカーのものを買われることをオススメします。ファッションというオリジナリティーを守るために
 
2010/11/15加筆
フェイク商品のページがありました。
http://knockoffknockdown.tumblr.com/
 

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About

所要時間: 4

このサイトについて

  • フェティッシュファッションは、Lady GagaやBeyonceなど多くのトレンドリーダーによって多くのメディアに登場していますが、日本では
    フェティッシュファッション=アングラ、サブカル、エロ
    と認識され、その情報が殆どない状況にあります。
  • そこでその認知度を上げることを目的とし、国内初のフェティッシュファッション総合情報サイトを構築。
    フェティッシュファッションに関わるニュースや情報を中心にお送りしていきます。
  • 2010年10月1日にOPENし、それに先立つ2010年4月以降の様々な情報を掲載していますが、過去の情報についてはその旨表記するようにしてあります。ご注意ください。
  • 当サイトでは、常時フェティッシュファッションにまつわる情報など、各種情報を募集しております。情報をお持ちの方は、こちらからお寄せください。

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管理者・編集者
Hiro. Kondo (as admin/latexcatsuit)
フェティッシュファッション、特にラバーファッションへの思い入れがあり、少しでもフェティッシュファッション、ラバーファッションを知っていただくためこのサイトを2010年に立ち上げる。特にトータルエンクロージャー、マスク、ガスマスクを愛するヘビーラバリスト。このようなコスチュームで東京周辺のパーティーに度々出席。
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浮世絵!

所要時間: 1
EgoAssassin Great Wave カナダのトロントにあるEgo Assasinでは、広重の富嶽三十六景にあるような浮世絵をモチーフとしたラバーファッションをリリースしている。
 これまでこのようなデザインはラバーファッションではなかったが、こういった形で日本へのデザインの逆輸入がもっと多くなるのかもしれない。
(さらに…)

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